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2024.2.28

サービス管理責任者(サビ管)は大変な仕事?将来性やキャリアアップの方法は?

みなさん こんにちは

ウォーターワンヒューマンリソース株式会社

福マチ転職(福祉のお仕事マッチングサービス)職業紹介です。

 

 

サービス管理責任者(サビ管)の仕事内容は、利用者に合った支援計画策定・マネジメント・人材育成などがあります。

利用者がきちんと支援を受けられるように、厳格な規制と責任のもとで様々な業務のバランスを取らなければならず、大変な業務も多い役割です。

サービスや事業所のマネジメントを行う重要なポジションですが、責任も大きく苦労を感じる機会も少なからずあるようです。

 

今回は、サービス管理責任者の仕事の大変さから職業としての将来性、サビ管としてキャリアアップをする方法についてご紹介します。

 

サービス管理責任者(サビ管)の仕事とは

 

 

サービス管理責任者は、療養介護・生活介護・自立訓練・就労移行・就労継続支援・グループホーム(共同生活援助)などの事業所において、適切な支援サービスが提供できるようにマネジメントする職種です。

 

利用者の障がい特性・状態や、利用者本人や家族の要望に合った個別支援計画書を策定し、適切に支援が行われているかをチェック、関連機関との連携などが主な業務です。

また、現場職員への指導やアドバイスも担当するなど、サービス管理責任者は障がい福祉を行う事業所の実務をまとめる役割で、その事業所のサービスの顔と言っても過言ではありません。

 

サービス管理責任者の仕事については、こちらでも詳しく解説しております。

 サービス管理責任者の平均年収は?キャリアアップを狙う3つの方法 

 

 

なぜサービス管理責任者の仕事は大変と言われるの?

 

 

サービス管理責任者の仕事は大変なイメージがあるようです。

たしかに障がい福祉サービス事業所でサービス提供のための様々な業務に関わるため、仕事が大変だったり、負担に感じる機会もあるかもしれません。

 

具体的にサービス管理責任者のどんなところが大変なのか、3点ご紹介していきます。

 

業務の範囲が広く、責任が重い

 

サービス管理責任者は、利用者ひとりひとりの状況に合った個別支援計画を適切に策定・実行・管理を行います。

 

この個別支援計画書は、利用者本人の生活や人生の過ごし方に影響するため、丁寧に策定しなければなりません。

計画策定や管理のためには丁寧なヒアリングが大事ですが、利用者の障がいの分野や程度に合わせてコミュニケーションを取る必要があります。

意思疎通が難しい場合でも、いい加減に対応したり、勝手に話を進めたりすることは絶対にしてはいけません。

 

また、個別支援計画に沿って品質の高い支援サービス提供のために、医療・行政・民間企業など様々な関連機関と連携が必要です。

このように、サービス管理責任者は業務量が多い上、その事業所が提供するサービスの責任が問われる立場です。

日々プレッシャーを感じて仕事を大変に感じる人もいるでしょう。

 

こちらの記事では、サービス管理責任者の業務量が多くて大変な時の対処法についてご紹介しています。

サービス管理責任者を辞めたい!転職に大事な3つのポイント

 

 

サービス品質を保つために常にアップデートし、人材育成に力を入れなければならない

 

障がい福祉にまつわる法律は数年単位で改正されます。

制度が改正されたらその内容に合わせて支援計画を策定しなければなりませんし、利用者とその家族にしっかりと説明をして同意を得なければなりません。

 

障害者総合支援法等は2022年に改正され、2024年4月1日から一部を除いて施行されます。

改正法の主なポイントは下表の通りです。

 

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律等の一部を改正する法律の概要

 

障がい者等の地域生活の支援体制の充実(障がい者総合支援法、精神保健福祉法)

 

  • グループホーム(共同生活援助)の支援内容を法律上明確にする
  • 障がい者が安心して地域生活を送れるように、支援拠点の整備を市町村の努力義務とする
  • 精神障がい者のほか精神保健に課題を抱える者も都道府県および市町村が実施する相談支援の対象とすることを明確化する

 

障がい者の多様な就労ニーズに対する支援および障がい者雇用の質の向上の推進(障がい者総合支援法、障がい者雇用促進法)

 

  • 就労アセスメントの手法を活用した「就労選択支援」を創設し、ハローワークはその結果を参考に職業指導を実施する
  • 雇用義務の対象外の重度身体障がい者、重度知的障がい者、および精神障がい者を実雇用率において算定できるようにする
  • 障害者雇用調整金等における支給方法を見直し、助成措置を強化する

 

精神障害者の希望やニーズに応じた支援体制の整備(精神保健福祉法)

 

  • 利用者の家族などが意思表示を行わない場合にも市町村長の同意により医療保護入院を行うことを可能とするなど、適切に医療を提供できるようにする
  • 市町村同意による医療保護入院者を中心に、本人の希望のもと必要な情報提供をする「入院者訪問支援事業」を創設する
  • 虐待防止のための取組促進のため、精神科病院において従事者への研修、普及啓発を行う

 

難病患者及び小児慢性特定疾病児童等に対する適切な医療の充実及び療養生活支援の強化(難病法、児童福祉法)

 

  • 難病患者及び小児慢性特定疾病児童等に対する医療費助成の助成開始の時期を、申請日から診断された日に前倒しする
  • 各種療養生活支援の円滑な利用を図るため「登録者証」を発行し、難病患者の療養生活支援や小児慢性特定疾病児童等自立支援事業を強化する

 

障害福祉サービス等、指定難病及び小児慢性特定疾病についてのデータベース(DB)に関する規定の整備(障がい者総合支援法、児童福祉法、難病法)

 

• 障害DB、難病DB及び小慢DBについて、障害福祉サービス等や難病患者等の療養生活の質の向上に資するため、第三者提供の仕組み等の規定を整備する。

 

その他(障害者総合支援法、児童福祉法)

 

  • 市町村障がい福祉計画に整合した障害福祉サービス事業者の指定を行うため、都道府県知事が行う事業者指定の際に市町村長が意見を申し出る仕組みを創設する。
  • 地方分権提案への対応として居住地特例対象施設に介護保険施設を追加する。

 

参考:障害者総合支援法等の改正について 厚生労働者

https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001041541.pdf

 

概要を見ても分かるように障がい者支援の実務に関わる内容も多く、施行前にしっかりと内容を頭に入れておかなければなりません。

 

人材育成のためには指導やアドバイスの他にも、事業所での研修を実施したり、必要に応じた資格取得の促進なども行います。

サービス品質を保つために、常に幅広い分野の情報収集をしながらアップデートを続ける必要があります。

また、2019年よりサービス管理責任者は5年ごとに更新研修を受けなければなりません。

忙しい業務の傍ら学び続けることが負担に感じることもあるでしょう。

 

リソース管理と品質のバランスをとるのが難しい

 

利用者全員に十分な支援を行いたいと思っていても、事業所の人的・予算のリソースとのバランスを取るのが難しい場合もあります。

 

慣れるまでは各種管理や評価作業、コーチングなど複数の業務を平行して進めていくのが大変と感じることも少なくないでしょう。

 

 

 

サービス管理責任者の仕事のやりがいとは?

 

サービス管理責任者の大変な部分を見ていきましたが、責任ある仕事だからこそ得られるやりがいがあります。

こちらでは、サービス管理責任者の仕事のやりがいについてご紹介します。

 

サビ管の業務が上手くいくと事業所全体に良い影響を与える

 

サービス管理責任者の仕事は責任が重く、利用者の生活に大きく影響するとご説明しましたが、それだけやりがいのある仕事でもあります。

支援の具体的な内容は事業所の区分や利用者の状態によっても変わりますが、適切な支援計画の策定・管理・人材育成ができると利用者はもちろん、事業所全体に良い影響を与えることができます。

 

 

問題解決能力が身につく

 

サービス管理責任者は何かしらの支援が必要な利用者ひとりひとりに向き合い、問題解決をするために支援計画を策定・管理する仕事です。

 

一度に色々な業務を進めなければなりませんし、急なトラブルが起こることも少なくありません。

やることはたくさんありますが、臨機応変さや問題解決能力など仕事において大切なスキルが身に付きます。

 

 

人材育成や利用者との接し方について多くを学べる

 

サービス管理責任者の業務において、コミュニケーションはとても大切です。

利用者と家族との面談では、ひとりひとりの状況に合わせたコミュニケーションの取り方を意識しなければなりません。

 

たとえば、知的障がいを持つ人には分かりやすい言葉でゆっくりと話す、聴覚からの情報の比重が思い視覚障がい者には騒音の少ない環境で面談をする・・・など、障がいの状況や程度に合わせた対応を学ぶことで様々な人と関係性を築くために必要なスキルが身に付きます。

 

 

サービス管理責任者の将来性とキャリアアップの方法

 

サービス管理責任者の仕事は、将来性があるのか、どんなキャリアアップ方法があるのかという点についてご説明していきます。

 

 

 

サービス管理責任者は将来的にも高いニーズのある業種

 

サービス管理責任者は障がい福祉サービスを提供する事業所に必ず配置しなければなりません。

人手不足の事業所も多くサービス管理責任者は現在でも需要のある職種ですが、将来的なニーズも高まると予測されます。

 

厚生労働省の第28回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(オンライン会議)」の資料「障害福祉分野の最近の動向」 によると、障がい福祉・障がい児サービスの利用者は年々増加傾向にあります。

 

 

画像引用元:「障害福祉分野の最近の動向」 厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001098279.pdf

 

障がい福祉サービスの利用者が増加するにしたがって、障がい福祉サービスを提供する事業所、サービス管理責任者へのニーズも増えていくでしょう。

 

サービス管理責任者がキャリアアップするには

 

サービス管理責任者のキャリアアップには、事業所内で昇進して管理者または施設長になるか、独立するか、良い待遇の事業所の転職といった方法があります。

 

 

事業所の施設長を目指す/経験を積んで独立する

 

将来は施設または事業所の管理者や施設長になりたいとお考えの方もいるかもしれません。

実際、施設長とサービス管理責任者を兼務しているケースもあります。

 

また、長く障がい福祉の現場で働いていると、「こんな支援やケアができたらいいのに」「もっと労働環境を良くしたい」といった理想を叶えるために将来的に独立を考える方もいるでしょう。

 

ただし、相応の経験を積むまでに年月が必要なこと、事業を行うために必要な資金や人材を準備することなどを考えるとキャリアアップのための選択肢としてはハードルが高いでしょう。

 

より良い施設へ転職する

 

短期間でのキャリアアップを考えている方におすすめの方法は、「より良い待遇の事業所への転職」です。

 

転職エージェントや転職サイトを利用する場合は、障がい福祉関係に強いサービスを選びましょう。

一般的な転職サービスではサービス管理責任者などの障がい福祉の求人数が少なかったり、キャリアについての相談ができないことも多く、希望に合った転職先を見つけるのは難しいかもしれません。

 

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まとめ

 

サービス管理責任者は利用者の生活を左右する責任ある仕事です。業務量も多いので大変だと感じることもあるでしょう。

しかし、利用者ひとりひとりの課題解決に役立つ仕事はとてもやりがいがあるものです。

福マチではサービス管理責任者の転職支援だけでなく、これからサービス管理責任者を目指す方へのサポートやアドバイスも行っています。

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