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2023.11.14

サービス管理責任者(サビ菅)を辞めたい!転職に大事な3つのポイント

みなさん こんにちは

福マチ(福祉のお仕事マッチングサービス)職業紹介のコラム担当の”のりみ”です。

 

 

サービス管理責任者(サビ菅)は、障がい者福祉の現場においてなくてはならない存在です。
事業所の中心的役割を担うためやりがいのある仕事ですが、環境が合わないと辞めたいと感じる場合もあるでしょう。

 

今回は、
・サービス管理責任者を辞めたい理由として多いもの
・辞めたいと思った時にすること
・転職する時に大切な3つのポイント
についてご紹介していきます。

 

サービス管理責任者を辞めたい!よくある4つの理由

サービス管理責任者を辞めたいと感じる時に多い4つの理由についてご紹介していきます。

 

業務の範囲が広い

サービス管理責任者を辞めたい理由として多いものが、「業務量の多さと範囲の広さに疲れてしまった」いうものです。

サービス管理責任者の業務は、
● 利用者やその家族との面談
● 利用者へのアセスメント
● 個別支援計画書の作成・実施
● 中間評価と修正
● 終期評価
● 介護/福祉スタッフの育成
● 関係機関との連携
などがあります。

 

個別支援計画書は利用者ひとりひとりに必要で、計画書作成のために利用者本人とそのご家族と面談を行います。
本人とご家族の意向を汲み生活に合った支援計画を立てて、半年に1回は計画の見直しと修正が必要です。
また、その計画が上手く実施できるように事業所のスタッフを育成したり、関係機関と日頃から連携を取らなければなりません。

事業所の規模や環境によっては、仕事量が多く疲弊してしまう場合もあります。

 

配置人数が少なくなかなか相談できない

サービス管理責任者の配置人数は、事業所ごとに以下のように決められています。

・療養介護/生活介護/自立訓練/就労移行支援/就労継続支援
→利用者60人ごとにサービス管理責任者1人
・共同生活援助(グループホーム)
→利用者30人ごとにサービス管理責任者1人

 

参考:障害福祉サービスにおけるサービス管理責任者について|厚生労働省

 

事業所の規模によっては、サービス管理責任者が1人だけというケースも珍しくありません。
そのため、仕事について相談できる人がいないことでストレスが知らず知らずのうちに溜まってしまうこともあるようです。

 

サービス管理責任者の仕事は責任重大

サービス管理責任者の仕事は、事業所における福祉サービス提供の中心的なポジションです。

利用者の支援計画は適切か、支援計画を実行できるだけの人材育成や環境整備ができているか、といった点はやりがいを感じる部分でもあります。
一方で、責任ある業務に対してプレッシャーを強く感じてしまい、退職を考える方もいます。

事業所の方針と合わない

サービス管理責任者は、事業所の施設長や管理者の方針との相性も重要です。
利用者の支援や人材育成に関するスタンスが大きく異なると、精神的な負担がかかることもあります。

 

サービス管理責任者を辞めたいと思ったら

サービス管理責任者の仕事に就いている方が、仕事を辞めたいと思ったらどのような対処法を取るべきでしょうか?

 

知り合いのサービス管理責任者に相談をしてみる

サービス管理責任者は、事業所のサービス全般を管理・マネジメントする立場なので職場内で業務を分担することも、業務内容や方針について相談することも難しいです。

それだけ責任ある立場ということなのですが、業務についての相談ができないストレスが溜まってしまうかもしれません。
事業所のサービス管理責任者が1人だったり、職場に相談できる人がいない場合は同じサービス管理責任者に相談してみることをおすすめします。

サービス管理責任者の知り合いがいない場合は、勉強会やセミナー、交流会などに参加してみてもよいでしょう。

 

職場で改善できるポイントがないか探す

職場の環境や業務時間が辞めたい理由の場合は、事業所の業務で改善できる点がないか探してみましょう。
サービス管理責任者の業務以外にも、事務作業や管理者業務、現場作業などを行っているケースも多いです。

ソフトなどを導入して事務作業を効率化させたり、サービス管理責任者としての業務以外は他のスタッフに割り振るなど、負担が集中しすぎないように改善できる場合もあります。

 

辞めた後は同業種で転職するか他業種にうつるか決める

今の仕事を辞めた後、同業種で転職するか、他業種に移るか決めておきましょう。
サービス管理責任者は障がい福祉や介護の業界での需要が高いため、同業種であれば転職先は比較的見つけやすいです。

他業種に挑戦する場合は、これまでの経験が活かせる職種を選ぶとよいかもしれません。
例えば、児童発達支援管理責任者はサービス管理責任者と重複する業務が多く、研修などの工程が省略できます。
全くの他分野に挑戦するとしても、サービス管理責任者の業務で培ったマネジメント能力や処理能力は十分活かせるでしょう。

 

サービス管理責任者が転職したい場合にする3つのこと

サービス管理責任者として他の事業所に転職したい場合、やっておいた方がいい3つのことをご紹介します。

 

希望する条件を決める

転職活動をする前に、自分はどんな条件を希望しているのかを明確にしておきましょう。

 

● 報酬
● 労働時間
● 事業所の規模や種類
● 新設か既存の事業所か
● エリアなどの条件を決めておくと、優先順位をつけやすいです。

 

候補となる事業所の下調べをしっかりとする

公式サイトや求人サイトに掲載されてる情報だけでは分からない部分もたくさんあるので、いいな、と思う事業所を見つけたら下調べをしっかりと行いましょう。

 

● 事業所の規模
● サービス管理責任者の人数
● 事業所の利用者数
● 複数の転職口コミサイトの内容
● 求人広告掲載の頻度
● 採用担当者の対応
などは、特に注目したいポイントです。

 

福祉業界に強いアドバイザーに相談する

自分で求人情報を調べながら転職活動をするのもひとつの手段ですが、転職エージェントは非公開求人情報が豊富だったり、アドバイザーによる客観的なアドバイスが受けられます。

サービス管理責任者が転職する際、障がい福祉や介護業界に強い転職サービスを選ぶとよいでしょう。

 

一般的な転職エージェントではなく専門性の高いサービスを利用することは、
● より希望に合った場所を見つけやすい
● 仕事に役立つアドバイスをしてもらえる
● 仕事内容に関する相談がしやすい
といったメリットもあります。

 

また、介護・障がい福祉に強い転職サービスは、資格取得やスキルを身に着けるためのサポートをしてくれるところもあるので、好条件で転職したい方におすすめです。

 

障がい福祉の転職なら福マチにご相談ください

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まとめ

サービス管理責任者は障がい福祉や介護の事業所・施設において、利用者に適切な支援をするために欠かせない存在です。
プレッシャーを感じる場面も少なくないですが、その分やりがいも大きい仕事と言えます。
現在の職場に不満があって辞めたいという場合は、まずその職場の環境を改善できるところがないか、見直してみましょう。
それでも転職したい場合は、希望する条件や職種を明確にした上でエージェントなどを利用することをおすすめします。
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