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2026.8.14

知らないままではもったいない ~介護・福祉事業所も補助金・助成金の情報収集を~

補助金・助成金は、制度を知っていなければ申請できません。
介護・福祉分野に限らず、中小企業向けの制度にも目を向け、日頃から情報を取りに行くことが大切です。

 

介護・福祉事業所を運営していると、日々の業務に追われ、補助金や助成金の情報まで確認する時間が取れないことも多いのではないでしょうか。

しかし、補助金・助成金は、知らなければ申請することができません。

設備を購入した後や、業務改善に取り組んだ後に制度の存在を知っても、申請時期を過ぎていたり、すでに契約や購入をしていることを理由に対象外となったりする場合があります。

だからこそ、日頃から情報収集をしておくことが大切です。

 

 

介護・福祉分野の制度だけではありません

 

補助金や助成金を探す際、介護・福祉事業所向けの制度だけを確認していないでしょうか。

実際には、介護・福祉分野に特化した制度以外にも、中小企業を対象とした補助金や助成金を活用できる場合があります。

例えば、次のような取組が対象となる制度があります。

 

最近では、制度の案内に「業務効率化」「生産性向上」「働き方改革」といったキーワードが使われることも増えています。

一見すると介護・福祉事業所とは関係がないように見えても、内容を確認すると、日常業務で使用する物品の購入費用や、業務改善を目的としたコンサルティング費用などが対象になっていることがあります。

介護・福祉分野の制度だけに絞らず、幅広く情報を確認することが重要です。

 

 

どこから情報を集める?

 

まず確認したいのが、事業所の指定権者や所在地の都道府県、市区町村のホームページです。

介護保険サービスや障害福祉サービスに関する補助制度は、指定権者から事業所宛てに通知されることもありますが、すべての情報が個別に案内されるとは限りません。

定期的にホームページを確認し、新着情報や事業者向けのお知らせをチェックしましょう。

また、中小企業支援を担当する部署や、雇用・人材育成を担当する行政機関のホームページにも、活用できる制度が掲載されている場合があります。

 

補助金の情報をまとめて検索できるサイトもあります。

「介護」「福祉」という言葉だけではなく、「業務効率化」「生産性向上」「人材育成」「設備導入」「中小企業」などのキーワードでも検索してみると、活用できる制度が見つかる可能性があります。

 

 

情報収集は一度だけでは不十分

 

補助金や助成金は、毎年同じ時期に、同じ内容で実施されるとは限りません。

年度の途中で新しい制度が始まることもあれば、予算の上限に達した時点で募集が終了することもあります。

そのため、年度初めに一度確認して終わりではなく、定期的に情報を確認することが大切です。

例えば、月に一度、担当者が次の項目を確認するルールを決めておくと、情報を見逃しにくくなります。

 

・指定権者の新着情報

・都道府県・市区町村の事業者向けページ

・中小企業支援制度

・雇用・人材育成に関する助成金

・補助金情報サイト

・商工会議所や業界団体からの案内

 

複数の事業所を運営している法人では、本部や管理部門で情報を集約し、各事業所に共有する仕組みを整えることも有効です。

 

 

「申請すれば必ずもらえる」とは限りません

 

活用できる制度を見つけた場合も、すぐに契約や購入を進めるのではなく、最初に要件を確認しましょう。

制度によって、対象となる法人、事業所、経費、申請期間、実施期間が異なります。

 

・申請前に契約・発注・購入してはいけない

・複数社から見積書を取得する必要がある

・補助対象となる製品やサービスが指定されている

・法人税や社会保険料などに未納がないこと

・一定期間の事業継続が必要

・他の補助金との重複利用ができない

・計画書や事業効果の提出が必要

 

「対象になりそう」という判断だけで進めず、公募要領や交付要綱を確認することが重要です。

不明な点がある場合は、申請前に担当窓口へ問い合わせましょう。

 

 

申請後の手続きも忘れずに

 

補助金や助成金は、申請書を提出して終わりではありません。

採択や交付決定後には、決められた期間内に取組を実施し、実績報告を提出する必要があります。

 

・契約書

・見積書

・請求書

・領収書

・振込記録

・購入した物品の写真

・導入前後の業務状況

・研修の出席者名簿や実施記録

・事業の効果を示す報告書

 

書類の不足や支払方法の誤りによって、補助対象として認められないこともあります。

申請書類だけでなく、実績報告の提出期限や必要書類も、申請前に確認しておきましょう。

 

 

まとめ

 

補助金や助成金は、事業所の経営課題を解決するための有効な手段です。

 

しかし、制度があることを知らなければ、活用することはできません。

介護・福祉分野に特化した制度だけでなく、中小企業を対象とした制度にも目を向け、指定権者、都道府県、市区町村、関係省庁、補助金情報サイトなどから、定期的に情報を集めることが大切です。

 

特に、「業務効率化」「生産性向上」「人材育成」といったキーワードで探すことで、物品の購入費用やシステム導入費用、コンサルティング費用などに活用できる制度が見つかる可能性があります。

 

一方で、補助金や助成金には、それぞれ申請要件や期限があります。

契約や購入をする前に対象要件を確認し、申請書類や実績報告を期限内に提出することを忘れないようにしましょう。

「知らなかったから申請できなかった」とならないためにも、まずは定期的な情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。

 

※補助金・助成金の対象要件、募集期間、申請方法は、制度や実施年度によって異なります。申請を検討する際は、最新の公募要領や交付要綱をご確認ください。

 

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