2026年1月に実施される 第38回介護福祉士国家試験 から、「パート合格制度」が導入される予定です。
これは、試験を A・B・Cの3パート に分け、それぞれのパートで合否を判定する制度です。
初回の受験時に全科目で合否判定し、不合格だった場合、パート受験が適用されます。
次回以降受験の際は、不合格のパートのみを再受験可能です。

🏫 制度導入の背景と目的
介護人材の不足が深刻化する中、2040年度までに約257万人の新たな介護職員が必要とされています。
しかし、介護福祉士国家試験の受験者は減少傾向にあり、
「仕事と勉強の両立の難しさ」
「学習負担の大きさ」や
「一発合格のハードル」が課題でした。
そこで導入されたのが「パート合格制度」です。
一度の試験で全科目に合格できなくても、合格したパートの成績を2年間持ち越せるため、受験者が自分のペースで学習・受験できるようになりました。
学びやすさと挑戦しやすさを両立する、新しい試験制度です。

【要チェック】介護福祉士国試、パート合格のポイント!
◯ 現行で計13ある科目を大きく3つに分割。
初回でその全てに合格できなかった場合、2回目以降は不合格パートのみ勉強して受験することも可能。
◯ 合格パートの免除はその後2年間(翌年と翌々年)。
仮に毎年1パートずつ合格していけば、3年間で段階的に資格を取得できる。
📘 各パートの分類と内容
Aパート :介護の理念・制度、コミュニケーション技術など基礎分野
Bパート:病気・障がい、人体構造・機能などの医学的知識
Cパート:実践知識・技術応用・ケア実践などの応用分野

従来の受験科目自体は変わりません。
つまり、これまで通りの13科目(11科目群)を学ぶ必要があります。
また、受験料も従来通り18,380円で、不合格パートだけを再受験する場合も受験料は全額かかる見込みです。

📝 パート合格制度がもたらす変化
⭕メリット
・不合格となったパートのみ再受験できるので、効率よく学び直しができる
・働きながら受験する人にとって、心理的負担が軽くなる
・領域ごとに集中して勉強できるため、重点を絞って対策を立てやすくなる
⚠ デメリット・注意点
・手続きが複雑化する可能性
・資格取得までに時間がかかるケースもあり得る
・「すべてのパートを一度に合格しなければならない」合格基準は維持される

⏱ 試験当日の流れ(パート合格導入後)
・午前:Aパート
・午後:Bパート・Cパート(同時開始)
・不合格のパートのみ再受験できる形で、午後時間帯に複数の選択パターンが用意される見込み

✅ 合格基準・有効期間
・合格基準:総得点で60%以上、かつ各科目群で得点があることが求められます。
・パート合格の有効期間:合格したパートは、翌々年まで有効。
つまり、複数年にわたってパートごとに受験できる制度。

🎯 受験生へのメッセージ
パート合格導入により、 「一発で全部合格しなければならない」プレッシャー が軽くなります。
しかし、制度が変わっても「科目の全体像を理解する」ことは不可欠です。
各パートの得意分野・苦手分野を把握し、戦略的に学習を進めましょう。
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