
介護業界では専門用語や制度上の表現が多く、似たような言葉の違いに迷うこともあります。
ここでは、特によく使われるけれど混同されがちな3組の言葉を整理しました。
言葉の使い分けを誤ると誤解を招くこともあるため、正しく理解しておくことが大切です。
1.規定 と 規程
規定:決められたルールそのもの、個々の条文を指します。
例:「勤務時間に関する規定」「有給休暇の取得規定」
規程:ルールを体系的にまとめた文書全体を指します。
例:「就業規程」「給与規程」
👉 ポイント
履歴書でよく見かける「貴社のきていに従います」という表現ですが、正しくは 「規定」 を使います。
ここでは「会社が定めている一つ一つのルールに従います」という意味になるからです。もし「規程」を使うと、文書そのものに従うというニュアンスになり、不自然になります。
2.処遇 と 待遇
処遇:人材をどのように扱い、役割を与えるかという「対応の仕方」を指します。
例:「経験者として処遇する」「夜勤専従者として処遇する」
待遇:給与・福利厚生などの「働く上での環境や条件」を指します。
例:「好待遇」「福利厚生の待遇改善」
👉ポイント
介護現場の求人では「待遇」という言葉が多く使われますが、人材紹介や採用面接の場では「処遇」という言葉で役割や立場を説明するケースが目立ちます。
3.資格 と 免許
資格:能力や知識を持っていることを証明するもの。
例:「介護福祉士の資格」「認知症ケア専門士の資格」
免許:法律に基づき、特定の業務を行うことを許可するもの。
例:「運転免許」「医師免許」
👉ポイント
介護業界では「資格取得」という言葉が一般的に使われますが、送迎業務を担う場合などには「普通自動車免許」が必須条件となることが多く、使い分けが重要です。
まとめ
「規定」と「規程」は、履歴書に書くときは「規定」が正解。
「処遇」と「待遇」は、人材の立場や働く環境を表す際に使い分ける。
「資格」と「免許」は、証明と許可という役割の違いがある。
こうした言葉の違いを理解しておくことで、採用面接や日々の業務でも正確なコミュニケーションができ、信頼感を高めることにつながります。
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