介護・障がい福祉のエキスパートが全面サポート

2025.8.29

混同されやすい言葉の使い分け

介護業界では専門用語や制度上の表現が多く、似たような言葉の違いに迷うこともあります。

ここでは、特によく使われるけれど混同されがちな3組の言葉を整理しました。

言葉の使い分けを誤ると誤解を招くこともあるため、正しく理解しておくことが大切です。

 

 

1.規定 と 規程

 

規定:決められたルールそのもの、個々の条文を指します。

例:「勤務時間に関する規定」「有給休暇の取得規定」

 

規程:ルールを体系的にまとめた文書全体を指します。

例:「就業規程」「給与規程」

 

👉 ポイント

履歴書でよく見かける「貴社のきていに従います」という表現ですが、正しくは 「規定」 を使います。

ここでは「会社が定めている一つ一つのルールに従います」という意味になるからです。もし「規程」を使うと、文書そのものに従うというニュアンスになり、不自然になります。

 

 

2.処遇 と 待遇

 

処遇:人材をどのように扱い、役割を与えるかという「対応の仕方」を指します。

例:「経験者として処遇する」「夜勤専従者として処遇する」

 

待遇:給与・福利厚生などの「働く上での環境や条件」を指します。

例:「好待遇」「福利厚生の待遇改善」

 

👉ポイント

介護現場の求人では「待遇」という言葉が多く使われますが、人材紹介や採用面接の場では「処遇」という言葉で役割や立場を説明するケースが目立ちます。

 

 

3.資格 と 免許

 

資格:能力や知識を持っていることを証明するもの。

例:「介護福祉士の資格」「認知症ケア専門士の資格」

 

免許:法律に基づき、特定の業務を行うことを許可するもの。

例:「運転免許」「医師免許」

 

👉ポイント

介護業界では「資格取得」という言葉が一般的に使われますが、送迎業務を担う場合などには「普通自動車免許」が必須条件となることが多く、使い分けが重要です。

 

 

まとめ

 

「規定」と「規程」は、履歴書に書くときは「規定」が正解。

「処遇」と「待遇」は、人材の立場や働く環境を表す際に使い分ける。

「資格」と「免許」は、証明と許可という役割の違いがある。

 

こうした言葉の違いを理解しておくことで、採用面接や日々の業務でも正確なコミュニケーションができ、信頼感を高めることにつながります。

 

*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o**・。*゜・。・o

【福マチTikTOK】

https://www.tiktok.com/@fukumachi__

 

【福マチインスタ】

https://www.instagram.com/fukumachi__/

 

【可能性ラボインスタ】

https://www.instagram.com/kanousei_lab/

 

【福マチLINE登録】

https://lin.ee/IpuvHVD

*・。*゜・。・o゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o*゜・。*゜・。・o**・。*゜・。・o