
介護や福祉の現場では、目に見えるケアだけでなく、「感じるケア」も大切にされています。
その中でも近年注目されているのが、“香り”の力。
今回は、香りと脳の関係、そして癒し効果についてご紹介します。
■ 香りは“ダイレクト”に脳に届く
私たちの五感の中で、唯一「嗅覚」だけが、大脳辺縁系という“感情”や“記憶”を司る場所へ直接届くと言われています。
そのため、ふとした香りで昔の記憶がよみがえったり、気持ちが落ち着いたりすることがあるのです。
介護の現場でも、懐かしいお味噌汁やお香の香りに、表情がふっとゆるむ利用者さんも少なくありません。
■ アロマがもたらす癒しとリフレッシュ
香りの代表格といえばアロマオイル。
ラベンダーやオレンジ、ペパーミントなどは、リラックス効果や集中力アップ、安眠などに効果があると言われています。
・昼間の活動前には柑橘系の香りで気分を上げて
・就寝前やリラックスタイムにはラベンダーを焚いて
・スタッフの休憩室にほのかな香りを漂わせて気持ちを整える
…といった工夫も取り入れられています。
■ 食事の香りが「生活意欲」につながることも
香りは、食事への興味や生活のリズムにも大きく関わります。
たとえば、焼き魚の匂い、だしの香り、煮物の匂い…。
「おいしそう」「懐かしい」「食べたい」
そんな気持ちは、食欲や生活意欲にも直結します。
「香りは、目に見えない介護のチカラ」と言っても過言ではありません。
■ 香りを味方に、心に寄り添うケアを
介護は身体を支えるケアだけではなく、心をほぐすケアも大切です。
香りはその入口のひとつ。
専門的な知識がなくても、
・柔軟剤を変えてみる
・季節に合わせた香りを取り入れてみる
・お茶を淹れたときの香りを一緒に楽しむ
といった日常の中に、小さな「香りの癒し」はたくさんあります。
🌿 まとめ
香りは五感の中でも、もっとも感情に働きかけやすい感覚です。
介護現場でのちょっとした香りの工夫が、利用者さんの笑顔や安心感につながることも少なくありません。
“できること”からはじめて、香りを味方につけたケアを取り入れてみませんか?
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