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2025.7.8

今さら聞けない!? 介護保険で使えるサービスの基本と注意点

〜ご家族が知っておきたい介護のはじめの一歩〜

 

「介護が必要になったとき、まず何をしたらいいの?」

「介護保険ってよく聞くけど、結局どうやって使うの?」

 

そんな疑問をお持ちの方へ、介護保険サービスの基本と注意点をわかりやすく解説します。

ケアマネジャーに任せきりになる前に、ご家族も一緒に知識を持っておくことが大切です。

 

 

◆ そもそも「介護保険」って何?

 

介護保険は、40歳以上の方が加入する公的保険制度で、要介護・要支援状態になったときに必要な介護サービスを1〜3割の自己負担で受けられる制度です。

 

【対象者】

65歳以上の方(第1号被保険者)

 

40〜64歳で特定の病気(加齢による16疾病)になった方(第2号被保険者)

 

 

 

 

◆ 受けられるサービスの種類

 

介護保険で使えるサービスは大きく分けて3つあります:

 

① 在宅サービス(自宅で利用)

・訪問介護(ヘルパー)

・通所介護(デイサービス)

・訪問看護

・福祉用具のレンタル など

 

② 施設サービス(入所)

・特別養護老人ホーム(特養)

・介護老人保健施設(老健)

・介護医療院 など

 

③ 地域密着型サービス

・小規模多機能型居宅介護

・グループホーム

・看護小規模多機能型居宅介護 など

 

※地域によって提供サービスは異なるため、確認が必要です。

 

 

 

 

◆ 利用までの流れ(かんたん3ステップ)

 

市区町村に「要介護認定」を申請

認定結果に応じて「要支援」または「要介護」の区分が決定

ケアマネジャーと相談してケアプランを作成し、サービス利用開始

 

 

◆ 家族が知っておきたい注意点

 

保険の対象外の支援もある(買い物代行や見守りだけなど)

ケアプランは無料で作成できるが、内容は確認・相談をしながら決めるのがベスト

サービスの組み合わせは自由。必要に応じて変更も可能

利用者本人だけでなく、ご家族の声もケアに反映されることが多い

 

 

◆ まとめ:知らないと損!だからこそ“今さら”でも大丈夫

 

介護保険は、正しく知って活用することで、ご本人もご家族も負担を大きく軽減できます。

「よくわからないから任せる」

ではなく、基本を知っておくことで、ケアマネとの連携やサービスの選択にもしっかり関わることができます。