
〜ご家族が知っておきたい介護のはじめの一歩〜
「介護が必要になったとき、まず何をしたらいいの?」
「介護保険ってよく聞くけど、結局どうやって使うの?」
そんな疑問をお持ちの方へ、介護保険サービスの基本と注意点をわかりやすく解説します。
ケアマネジャーに任せきりになる前に、ご家族も一緒に知識を持っておくことが大切です。
◆ そもそも「介護保険」って何?
介護保険は、40歳以上の方が加入する公的保険制度で、要介護・要支援状態になったときに必要な介護サービスを1〜3割の自己負担で受けられる制度です。
【対象者】
65歳以上の方(第1号被保険者)
40〜64歳で特定の病気(加齢による16疾病)になった方(第2号被保険者)
◆ 受けられるサービスの種類
介護保険で使えるサービスは大きく分けて3つあります:
① 在宅サービス(自宅で利用)
・訪問介護(ヘルパー)
・通所介護(デイサービス)
・訪問看護
・福祉用具のレンタル など
② 施設サービス(入所)
・特別養護老人ホーム(特養)
・介護老人保健施設(老健)
・介護医療院 など
③ 地域密着型サービス
・小規模多機能型居宅介護
・グループホーム
・看護小規模多機能型居宅介護 など
※地域によって提供サービスは異なるため、確認が必要です。
◆ 利用までの流れ(かんたん3ステップ)
市区町村に「要介護認定」を申請
認定結果に応じて「要支援」または「要介護」の区分が決定
ケアマネジャーと相談してケアプランを作成し、サービス利用開始
◆ 家族が知っておきたい注意点
保険の対象外の支援もある(買い物代行や見守りだけなど)
ケアプランは無料で作成できるが、内容は確認・相談をしながら決めるのがベスト
サービスの組み合わせは自由。必要に応じて変更も可能
利用者本人だけでなく、ご家族の声もケアに反映されることが多い
◆ まとめ:知らないと損!だからこそ“今さら”でも大丈夫
介護保険は、正しく知って活用することで、ご本人もご家族も負担を大きく軽減できます。
「よくわからないから任せる」
ではなく、基本を知っておくことで、ケアマネとの連携やサービスの選択にもしっかり関わることができます。