
認知症にはいくつかの種類があり、それぞれ異なる原因や特徴的な症状があります。
今回は最も一般的な認知症のタイプで、全体の約60〜70%を占めるといわれているアルツハイマー型認知症についての解説をいたします。
アルツハイマー型認知症は、アミロイドβが脳に蓄積して神経細胞を破壊し、脳が萎縮することで記憶障害や判断能力の低下などを引き起こす病気です。
徐々に進行し、根本的な治療法はまだありませんが、薬で進行を遅らせることは可能です。
認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)を早期に発見して治療を始めることで、発症リスクを低減できるとされています。
主な症状:
・記憶障害(特に新しいことを覚えられない、すぐに忘れてしまう)
・時間や場所の混乱
・言葉が出てこない、表現が困難
・行動や判断力の低下
・気分の変化(不安、うつ、怒りっぽさ)
◎アルツハイマー病の方と接するときは「否定をしない」ことが基本です。
何度も同じ話をされることもありますが、「それ何回目ですよ」などは言わず、初めて聞いた時のように話をして下さい。
◎アルツハイマー型認知症の症状でよくみられる、「財布を誰かに盗られた」などのもの盗られ妄想がみられる場合は「盗られていない」と否定するのではなく、まずはその事実に共感し、その後、一緒に探すようにしてください。
本人が見つけるように誘導してあげると自信につながります。