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2024.7.9

介護老人ホームの種類と特徴について

福祉のお仕事マッチングサービス・【福マチ】のコラム担当です。

今回は介護老人ホームの種類と特徴について解説いたします。

施設によって特徴がありますので、介護施設で働いたことがないという方、他の業態を実はよく知らないという方、ぜひ参考にしてください!

 

 

 

 

1.特別養護老人ホーム(特養)

 

【特徴】公的な介護施設で、重度の要介護者が対象。介護スタッフが24時間常駐し、日常生活全般の介護サービスを提供。

 

【入居条件】原則として要介護3以上の高齢者。

 

【費用】比較的低額で、公的補助がある。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

日常生活の介助: 食事、入浴、排泄などの基本的な介護。

・健康管理: バイタルサインのチェック、医師や看護師との連携。

・レクリエーション: 入居者の生活の質を向上させるための活動の企画と実施。

・記録管理: 日々の介護記録や介護計画の作成。

 

 

 

2.介護老人保健施設(老健)

 

【特徴】医療ケアとリハビリテーションを中心とした施設。退院後の自立を支援し、在宅復帰を目指す。

 

【入居条件】病状が安定している要介護者。

 

【費用中程度の費用(医療保険適用)。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

リハビリテーション支援: 理学療法士や作業療法士と協力してリハビリを支援。

・医療ケアの補助: 医師や看護師の指示に基づく医療ケアのサポート。

・日常生活の介助: 食事、入浴、排泄の介助。

・在宅復帰支援: 退院後の生活に向けた準備やアドバイス。

 

 

 

3.介護医療院

 

【特徴】長期療養を必要とする要介護者向けの医療機関。医療ケアと介護を一体的に提供。

 

【入居条件】病状が安定し、医療と介護の両方を必要とする要介護者。

 

【費用医療保険と介護保険が適用される。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

・医療ケアのサポート: 看護師と協力して、医療ケアを提供。

・日常生活の介助: 食事、入浴、排泄の介助。

・ターミナルケア: 終末期ケアの提供とご家族へのサポート。

・メンタルケア: 精神的なサポートと傾聴。

 

 

 

4.住宅型有料老人ホーム

 

【特徴】住宅としての機能を重視し、自由な生活を提供。介護サービスは外部の介護サービス提供事業者が行う。

 

【入居条件】特に制限なし。

 

【費用入居一時金と月額利用料が必要。

 

【介護保険の利用】利用不可(外部の訪問介護サービス部分には適用)。

 

【介護職員の業務内容】

・外部サービスとの連携: 外部の介護サービス提供事業者と調整。

・生活支援: 家事手伝いや外出のサポート。

・緊急時対応: 緊急事態が発生した際の対応。

 

 

 

 

 

5.介護付き有料老人ホーム

 

【特徴】介護スタッフが常駐し、日常生活の介護サービスを提供。介護度に応じた個別ケアを行う。

 

【入居条件】原則として要介護認定を受けた高齢者。

 

【費用入居一時金と月額利用料が高額な場合が多い。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

・日常生活の介助: 食事、入浴、排泄などの基本的な介護。

・個別ケア: 入居者一人ひとりに合わせた介護計画の実施。

・健康管理: 定期的な健康チェックと医療機関との連携。

・レクリエーション: 活動の企画と実施。

 

 

 

6.グループホーム

 

【特徴】認知症の高齢者が少人数で共同生活を営む施設。家庭的な環境で認知症ケアを行う。

 

【入居条件】認知症の診断を受け、要支援2以上の認定を受けた高齢者。

 

【費用介護保険が適用されるが、一定の自己負担が必要。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

・認知症ケア: 認知症の症状に対応したケアとサポート。

・日常生活の介助: 食事、入浴、排泄の介助。

・共同生活の支援: 家庭的な雰囲気を保つためのサポート。

・家族支援: ご家族への情報提供とサポート。

 

 

 

7.サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

 

【特徴】高齢者が自立した生活を送るための住宅。バリアフリー設計で、生活支援サービスが提供される。

 

【入居条件】特に制限なし。

 

【費用家賃とサービス利用料が必要。

 

【介護保険の利用】利用不可(外部の訪問介護サービス部分には適用)。

 

【介護職員の業務内容】

・生活支援: 家事や買い物のサポート。

・緊急時対応: 緊急事態が発生した際の対応。

・見守り: 定期的な安否確認と健康チェック。

 

 

8.ショートステイ施設

 

【特徴】短期間の入居が可能な介護施設。家族の介護負担を軽減するための一時的な利用。

 

【入居条件】要支援または要介護認定を受けた高齢者。

 

【費介護保険が適用されるが、一定の自己負担が必要。

 

【介護保険の利用】利用可(自己負担額は1割から3割)。

 

【介護職員の業務内容】

・日常生活の介助: 食事、入浴、排泄の介助。

・レクリエーション: 短期間の滞在中に楽しめる活動の提供。

・健康管理: 滞在中の健康チェックと必要な医療ケア。

 

 

 

 

 

まとめ

 

介護老人ホームの種類によって、介護保険の適用状況や介護職員の業務内容は大きく異なります。特養、老健、介護医療院、介護付き有料老人ホーム、グループホーム、ショートステイ施設では介護保険が利用でき、自己負担額が1割から3割です。一方、住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)では、施設利用そのものには介護保険は適用されず、外部の介護サービス部分にのみ適用されます。各施設の特徴を理解し、適切な介護を提供することが求められます。

それぞれの施設について、コラム掲載の中で詳細をご紹介していきますのでお見逃しなく!!

 

 

 

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